2003年3月15〜16日

 長野県の黒斑山(くろふやま)へ行ってきました。ここは浅間山の絶好のビューポイントで、冬でも比較的簡単に登ることが出来るので、初心者に人気の山なのです。
雪山初心者の私たちは、今回も竹内さんの登山教室に参加しました。

 集合は小諸駅。東京からは長野新幹線で軽井沢まで行き、そこからしなの鉄道に乗って小諸まで行きます。この、しなの鉄道というのは元の信越本線で、新幹線が出来たことにより碓氷峠の部分が廃止になり、第三セクターとして篠ノ井から軽井沢の間を運行しています。ご多分に漏れず経営はなかなか厳しいようです。

 さて、今回は東京駅からの出発です。長野新幹線のホームに着いてみるとラッシュの様相を呈しており、ホームには人があふれかえっています。今度の列車、次の列車と並ぶところがホームの上に色分けして書いてありますが、その次の列車に乗る人も並んでいて、もう何がなんだかわかりません。(経済大国の、しかも新幹線のホームの上に、こんなに人があふれているなんて、やはりここはアジアなんでしょうね。普通の週末なのに・・・)

 こんな混雑に驚いた私たちは並び方を間違えてしまって、とうてい座れないとあきらめていたのですが、今回のメンバーのMさんのお陰で何とか席を確保出来ました。ふ〜、やれやれ。ビックリしたなぁ、もう・・・

 東京駅を出て軽井沢まで約1時間。同席の人と話をしているうちにあっという間に着いてしまいました。ここから、しなの鉄道に乗り換えます。

しなの鉄道のホームへついてしばらくすると臨時列車が入ってきました。「なんとなくクリスタル号」という列車で、降りてきた車掌さんは・・・そう、長野県知事のあの方!
「わたくしはぁ、車掌見習いの田中です。え〜、3号車の方はこちらです〜」まわりにはテレビのカメラも入っています。

 赤字に悩むしなの鉄道の若手社員が企画した、「なんとなくクリスタル号」という特別企画。長野を出発して沿線の各駅からのお客さんを乗せながら、軽井沢までやって来て、ホテルで昼食。そのあといろいろ見学してから、長野まで戻るという企画なのです。

 突然の光景にビックリして眺めていると・・・
「しなの鉄道をご利用いただきまして、有り難うございます。わたくしは〜車掌見習いの田中でございます・・・」と言って、記念写真を撮らせて下さいました。

 どうです、これが本当の生ヤッシーです。ちょっと・・・顔がこわいですね〜。
いや〜、ご苦労様!

 軽井沢から小諸までは30分ほど。元の信越本線も第3セクターのローカル線になってしまい、3両編成の電車もガラガラで、至ってのんびり走ります。
 小諸に着いて、ガイドの竹内氏と合流。彼の車で高峰高原を目指します。標高約2000mの「アサマ2000スキー場」は雲の中。低気圧の接近で、結構風も強くなってきました。
駐車場に着いて、荷物を出して準備をします。

↑もう辺り一面雪景色です。そして、かなり寒いです。

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